孤独のセミリタイア

天涯孤独・社会的孤立状態のアラフィフおじさんが、米国株投資でセミリタイア達成。 日々思う事を不定期で綴ります。(旧この社会の片隅に)

日経新聞でFIRE特集(3)

今回で最終回のようです。

 

www.nikkei.com

 

第3回で紹介されているFIRE達成者はたぱぞう氏。自分は基本的に匿名ブロガーのいう事は割り引いて聞くようにしていますが、同氏とチンギスハン氏の記事は好きで個人的にもよく拝見しています。

たぱぞう氏はツイッターのフォロアーも9万人おり、米国株に投資する方なら説明不要かと思いますが、皆さん一番気になる投資手法・資産形成のプロセスの部分を本文から引用したいと思います。

 

たぱぞうさん(ハンドルネーム)は主に米国株投資で1億円の資産をつくり、その一部を太陽光発電所や民泊などに振り替えることでキャッシュフローを構築(略)投資ではコロナショック時の米国株投資で1億円近い利益を手にした。

1億円達成の原動力になったのがリーマン・ショック後の全力投資だ。(略)リーマン・ショック直後には米銀行株やインド株などに1000万円ほどの資金をつぎ込んだ。この投資は成功、3~4年で資産は5000万円程度まで膨らんだ。 

 

まずリーマンショックとコロナショックで資金を投入するというのは、いわゆる逆張りでありこれが常人には中々難しい。自分はリーマンショック時には投資をしていませんでしたが、コロナショック時の右往左往具合はまだ記憶に新しい所です。

現在から過去を振り返ってみれば何という事はないのですが、ツイッター界隈は本当にこの世の終わりのような感じでしたからね。いざ回復局面が来てからも2番底が来る2番底が来るとずっと大騒ぎでした。

定額買付の設定をしている人ならともかく、暴落局面にスポットで大金を投入できるのは、キャッシュに余裕のある人か生粋のギャンブラー。この人はFIRE以前にサラリーマンとして相当な稼ぎがあったのだろうと推測します。

 

自分は太陽光や民泊についてはずぶの素人なのですが、個人的には一番いい時期は過ぎたのではないかと思います。これから真似をするのは難しいし、かといって次の美味しい投資先を読むことは誰にもできない。

太陽光は思ったほど発電効率が良くなく、実は自然を破壊して建てられている事が知られてきました。民泊は言わずもがな、コロナショックによるインバウンド需要の落ち込みで苦しい状態です。

ただたぱぞう氏は誠実な方なので、ブログの方を読み込めば難しい投資には難しいと正直に書いている事も多い。決して生存バイアスで金儲けを煽るようないい加減な人物でない事は注記したいと思います。

 

3回読んだ感想としては、FIREはやはり普通の人には難しいというのが正直な感想です。あくまで投資・節約・労働の3つで著しく高い成績を収めた、運と実力を兼ね備えた成功者のみが、人生の選択肢の一つとして選べるもの。

FIRE自体が目的となり、そこから逆算して高い利回りの商品を求めるようになると、最終的に損をする可能性も格段に上がる。一方でマネー雑誌からすれば流行りのネタで煽らないと売れない訳で、そこの難しさを感じました。

たぱぞう氏は尊敬しているのですが、凡人・初心者はごく一部の成功者を参考にせず、仕事を持ちながら長期分散投資を続け、50代~60代でサイドFIRE・バリスタFIREへ移行できれば御の字くらいの心構えで良いのではないかと思います。