この社会の片隅に ~In this corner of the society~

天涯孤独・社会的孤立状態のアラフィフおじさんが、投資と在宅ワークでセミリタイアを目指す日誌

氷河期世代のアーリーリタイアを考える

リタイア・FIRE関係の書籍レビューで批判をよく見かけます。

 

書籍を売って収入を得る以上、手法の再現性を問われるのは当然。「この人はエリートサラリーマンだから」「アフィリエイトの副収入があるから」「たまたまバブルの時期だったから」と言いたい気持ちはよく分かるんですけどね。

ただこればかりは愚痴っていても仕方がないという気もします。結局は収入を増やす・支出を減らす・資産運用をする。この三本の柱を個人の出来る範囲でやるしかないのだろうと思います。

 

実際氷河期世代貧困層にいる人のアーリーリタイアのモデルケースと言うのは、見た事ない気がします。投資は余裕がある人がやるものというイメージが強く、需要も供給もないのかもしれません。

ただ三本の柱の一つである「質素な暮らしに耐えられる」というのは既にクリアしている訳ですから、可能性は低くても試すはあると思います。一般的には65歳定年が多いと思うので、ここではそれ以前にリタイアできたら成功とします。

 

モデルケース:現在40歳のパート。月10万で生活しており、60歳で年金の繰り上げ受給を開始・生活費が月5万円不足する状態が80歳まで続くと仮定すると、貯蓄の目標は5x12x20=1200万。

生活費はこれ以上削れないので、フルタイムで働くか副業を始めて月3万の剰余資金を得て、積み立てNISAで投資信託を定期購入したと仮定します。利回りは念のため低めに見積もり、平均5%として計算した場合のグラフです。

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(画像は大和アセットマネジメントHPより)

 

そうして60歳になったら少しずつ取り崩す訳ですが、売却税への課税を2割として月6.3万円売却した場合の資産の減り方のシミュレーションです。施設に入るとなるとさすがに厳しいですが、一応90歳まで長生きしても資産は残っています。

(ちなみに一括売却した上で5万円ずつ取り崩すと80歳まで持たない計算になります。売却時に不況で株価が落ちている可能性もあるので、取り崩す時も時間を分散させるのが無難かと思います)

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(画像は大和アセットマネジメントHPより)

 

あくまでモデルケースですので、条件の一つ一つに「いやそんなの無理でしょ」とツッコミがあるのは十分承知しています。ただ安月給で辛い仕事をしている方に、頑張れば何とかなるかなと希望を持ってもらえれば幸いです。

一般的には投資信託で財産を得るには、お金を使うか時間を使うしかない。最初から投資資金を持っているか・複利の力を信じて気長にやるしかないので、お金のない人で興味があれば少額でも今すぐ始めた方が良いというのが自分の考えです。

 

ネックとなるのは副業・年齢(=投資期間)後は年金支給額ですかね。年金の繰り上げ受給は5年で3割減なので、65歳から受給で年額85万貰える人なら、繰り上げで60万貰える計算。今の制度が続いたとしても、国民年金だけでは無理な数字です。

正直アメリカ経済が破綻するより、日本の年金制度が破綻する可能性の方がはるかに高い。ですので証券会社のホームページだけでなく、日本年金機構のホームページとも睨めっこしながらああでもない・こうでもないと作戦を練る必要があると思います。